今日から12月に入り、今年も残すところ1か月となりました。
皆さんにとって今年はどんな一年だったでしょうか。
経営の代替わり、創業者の引退と組織の中身が大きく変化し
私にとっては人生の節目となる一年だったと思います。
私がこの会社に入社した当時は、太陽光が注目され始めた頃で
仕事のほとんどが、太陽光を設置する工事をさせて頂いていました。
時代が変わり、「電気を作って売る」ことから「電気を貯めて使う」
ことへと世の中のニーズが変わり、近年は蓄電池関連の工事が半数以上となってきました。
その背景には、卒FIT(太陽光を設置して10年経過し、売電単価が減ること)を迎えるご家庭が増えたことや、異常気象の影響が増えてきて災害対策の意識が高まってきたことが考えられます。
私はこの仕事をして16年以上になるので
蓄電池の工事や太陽光の点検などでご訪問した時に、昔自分が太陽光の工事をしたご家庭に遭遇するといった機会も増えてきました。
これまで何百件と工事をしてきているので、お家を見ただけではなかなか気付きませんが、施工方法や設置状況を見るとだんだん思い出してきます。
一見同じように見える工事でも
目立たないとこや細かい部分に、自分なりの拘りや工夫があるので
それに気づいた時は、その当時の自分を褒めてあげたい気持ちになります。
「他の業者に見られても恥ずかしくない工事をする」
私はずっとこのことを心掛けて工事をしてきたので
一応その努力は報われたことになりますね。
小さい拘りや、目に付かないところなど、お客様に理解して頂くことはなかなか出来ないので、
それは自己満足でしかありませんが
この心掛けがあるからこそ、再現性のある施工品質を維持することが出来、
それが得意先様やエンドユーザー様からの信頼に繋がっていると自負しています。
私はこの仕事において、特に才能があるとか向いていると思ったことはありません。
なので、どんな人でも心持一つで
人の役に立つことや、人から必要とされる力を身に付けることが出来るのだと
自らの経験を通してそう感じます。
仕事の向き不向きも、自分自身がその仕事に本気で向き合わないと
正しく理解することは出来ません。
この仕事、この会社で
自分を磨き、自分なりの拘りをみつけて成長していきたい。
そういった決意があるのとないのとでは、仕事に対する価値観や将来の人生の見え方は
大きく違ってくると思います。
弊社も高卒者を対象に人材の募集をしているので
プラスに入社してくれる人には
この仕事に本気で向き合いで、自分なりの拘りや強みを見つけて
自分が納得のいく価値観を身に付けて頂きたいと思います。
代表取締役 前場 智輝