こんにちは 工事部の今井です。
北京オリンピックが20日に閉会しましたね。
個人的にはスノードボードハーフパイプで金メダルを獲得した平野選手が印象的です。
その日は、家庭用の蓄電池工事をしていました。
そして、屋内作業中に「人類史上最高難度の技を成功させた!」
という実況が聴こえてきました。
作業以外のことを考えるのは良くないと思いつつも
その「人類史上最高難度」という言葉は作業中の意識を競技に向かわせるには十分でした。
そしてその技を成功させた選手が平野選手だったのです。
仕事中でしたがフワッと気持ちが高揚したのを覚えています。
この状況も含めて印象的に記憶に刻まれたというわけです。
きっとそんなふうにあの瞬間が誰かの記憶だけでなく
行動へも影響を与えるんだろうなぁ
なんてことを考えています。
それはさておき、今月も本の紹介を書き込みます。
「賢者の書」著:喜多川康 全219頁
タイトルだけ見ると、ドラゴンクエストのような異世界大冒険物語を想起させますがそうではありません。
主人公のサイードという少年が9人の賢者と出会い、それぞれの賢者から必要な教えを学び得るという内容で
サイードの学びを通して読み手も学びを得られるという作りになっています。
そして読み手のその時の状況により印象に残る”教え”が変化するのも面白いところです。
この「賢者の書」は僕が入社して初めて会社の方から勧めていただいた本です。
入社当初は未経験の仕事で「不安」と「期待」なら不安の方が勝っているような状況でした。
当時の状況を無理矢理例えるなら、真っ暗なトンネルで足元しか明かりが灯っていない中を前進していくような心境です。
そんな状況の自分が救われる様な内容でした。
何よりこの本を進めていただいた瞬間を映像としてはっきり覚えています。
おそらくこの帯の太字部分が当時の僕の”人類史上最高難度の技”
だったのだと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。