こんにちは 工事部の今井です。
この間、何気ない会話の中で
「以前、韓国へ行った時コンセントの電圧200Vだったんですよね。」
という話になりました。
そしてそのとき、日本のコンセントに通う電圧は100Vなのはなぜだろう?
と疑問が生まれ少しだけ調べてみたので紹介します。
ちなみに「商用電源100V」を採用している国は日本と北朝鮮くらいなのだそうです。
また、ヨーロッパは大体220~240V。アメリカは115Vや120Vらしいです。
日本が「商用電力100V」を採用した理由についてはいくつか挙げられるみたいです。
まずは「安全性」本格的に電気が使われ始めた当初、電圧が高いと絶縁する事が難しかった為、低い電圧で供給せざるを得なかった事情があったようです。
その後絶縁技術の向上等により、諸外国では電圧を高くしていきますが、日本ではできなかったらしいのです。
理由は諸外国では発電所が国営であった為比較的簡単に移行させられたのに対し、日本は民間主導で電気が普及した為難しかったようです。
また、当時日本に普及していた電気機器のほとんどが100V用の照明電球であったことから、100V以上の電圧で使用してしまうと著しく寿命が短くなってしまうということも理由のひとつだそうです。
そう考えると、電気を使って電球の灯を灯す技術が生まれて割と早い段階で日本はその技術を導入していたんだな。と感心してしまいました。
エジソンの発明が1879年。日本で初めて白熱電球が点灯したのは1884年。江戸時代崩壊が1868年。
当時の日本がどれほど目覚しく変革していったのか分かりますね。
それにしても、電球が点灯したことが歴史に残るのだから、やはり日本人にとってすごい衝撃だったんですね。