自国開催としては盛り上がりの欠けるオリンピックとなっていましたが
日本人アスリートの方の活躍もあり、個人的にはいつも以上に注目して見ていました。
とくに柔道の阿部兄弟が二人そろって同日に金メダルを取った試合。
生中継で見ていましたが、とても感動しました。
先に妹の詩選手が決勝戦を戦い
延長の末、抑え込みの1本勝ちで勝利しました。
相手を豪快に投げ飛ばすことが、柔道の醍醐味だと思っていましたが
この試合、抑え込みの20秒の時間
これまでの柔道人生がこの20秒にかかっているのだと思うと
1本が決まった瞬間は心が震えましたね。
そのあとに兄の一二三選手が決勝戦を迎え、序盤に取った1点を守り向き
見事な勝利を納めました。
一二三選手は準々決勝・準決勝を勝ち抜いても、一度も喜びの表情を出しておらず
優勝しか見えていないのかなと思い見ていたのですが
結局優勝した瞬間もガッツポーズを見せることはありませんでした。
オリンピックを開催するにあたり、世の中の様々な声がある中で
手放しで喜べないという想いがあったのでしょうか。
人生をかけて掴み取った金メダルを前にして、素直に喜びを現わすことが出来ない。
そんな悲しいことがあっていいはずがありません。
一二三選手の真意はわかりませんが
勝手ながらそんなことを思い、彼の真面目さに心を打たれました。
ちなみに柔道と言えば
オリンピックの柔道は銅メダルの選手が2人いるのですね。
シード選手を作らないかわりに、敗者復活戦というルールを採用しているようです。
今回初めて知りました。
一番注目していた男子サッカーも
あと一歩のところでメダルを逃しましまったのはとても残念です。
東京オリンピックも、とうとう明日が最終日となりますが
最後まで応援したいと思います。
代表取締役 前場 智輝