11月も終わり近づき本格的な冬がやってきましたね。
早いもので今年も残すところあとひと月ですが、
12月は何かと行事ごとが多く外に出る機会が増えるという方も多いと思いますが体調を崩すということなく年末年始は元気に過ごしたいですね。
先日テレビを見ていた時に、自然冷媒が注目されているというニュースが流れていて興味を惹かれました。
冷媒とは空気を冷やしたり温めたり熱交換させるシステムの事で身近なもので言うと、
冷蔵庫やエアコンに使用されています。
現在はフロンガスという人工ガスの冷媒装置を使用している機器が主流ですが、
フロンガスはオゾン層破壊や地球温暖化など環境に悪影響を及ぼすため問題視されています。
その問題の解決策として自然冷媒が注目されているようで、
自然冷媒は二酸化炭素や炭化水素、水、アンモニアなど自然界に存在する物質を冷媒として使用する技術のことで、地球温暖化への影響は非常に少なく、オゾン層も破壊しないという特徴があるようです。
もともと自然界にあるものだからということでしょうね。
ただ自然冷媒にもデメリットはあり、
アンモニア=臭いや毒性
二酸化炭素=高圧
炭化水素=可燃性
と、それぞれに実用化させるために解決しなければいけない特性があるため、開発にお金も時間もかかるだろうし、使用用途に応じて相性の良い物質を選定していく必要があるのでしょうね。
ヨーロッパの方ではすでに自然冷媒の利用が拡大している中で、日本はまだ認知もあまりされていない状況で遅れをとっているわけですが、日本でも自然冷媒の導入に補助金を出しているようで認知の拡大や普及促進に力を入れていることがわかります。
現在は工場やスーパーなどの大型設備に対して目を向けられていますが、
今後は私たちが使用する冷蔵庫やエアコンといった住宅家電にも自然冷媒の技術が使用される未来は近いと思います。
弊社でもエアコンの設置工事をしているので、冷媒が変わることで施工方法など変わるのか今から要注目です。
代表取締役 前場 智輝

