毎日、本当に暑いですね。
事業者に対して熱中症対策が義務化されるなど、
法整備が必要になるくらい過酷な環境になってきたということでしょうけど、今後も温暖化は進んでいくと思うので10年、20年後を考えると建築業界の働き方も今より大きく変わっていくのでしょうね。
7月から工事部に新しい仲間が1名、加わりプラスは10人体制の組織となりました。
感覚的なものですが【10人】というのは一気に重みが増して、会社としてもひとつ上のステージに足を踏み入れたように感じ一層身が引き締まる思いです。
我々の仕事はどこまでいっても人が要なので、人の成長無くして会社の発展はありませんから、新人を一人前に育てることはもちろんですが既存のメンバーにももっと力をつけてもらい私に依存しない強い組織をつくっていくことがこれからの課題です。
弊社は7月が決算月になるのですが、
今月、事務所の改装工事も無事終わり、10人体制の組織となりましたので、
新たな気持ちで20期がスタートする8月を迎えたいと思います。
教育の話で言うと、最近読んだ書籍に
「指示待ち人間をつくらないためには手取り足取り教えないこと」
といった内容のことが書いてありました。
細かく指示を出したり最初からコツを教えたり、
失敗させないためにと、つい自分が持っているノウハウを詰め込んで教えてあげたくなりますが、それでは自分で考える力が育たず教えられたことも頭に入りづらいのかもしれません。
人に指示を出したり教える場面で「これ、前にも言ったよね、、、」となる経験をされた方も多いと思いますが、教えることは能動的、教わることは受け身の要素が強くて、教えることより教わることの方が記憶に残りにくいということでしょうね。
ある程度任せてもらうことで自分の中で創意工夫が生まれ、できなかったことができるようになり、それが成功体験へと変わり仕事の面白味を感じれるようになっていきます。
そういった経験を重ねていく中で、会社や周りの人に貢献できていることやお客様に喜んでいただくことにやりがいを感じていき、働くことへの価値観がつくられていくと思います。
そう考えると現代ではタブーとされている「見て覚えろ」の指導法も理にかなっている一面もあるのかなと思いますが、
人が成長する上で一番大切なのは、結局はその人のやる気や熱量次第なので、
どう教えるかよりも、いかに相手の仕事に対する意欲やモチベーションを引き出していけるか、
マネージメントにおいてそこが一番重要で、いつの時代も変わらない普遍的なもなのかもしれませんね。

【自分の頭で考えて動く部下の育て方】
篠原 信 著
マネージメントの本と聞くと難しいイメージをもたれる方もいると思いますが、
著者の実体験をベースに分かりやすい言葉で書かれていてとても読みやすかったです。
上司や先輩の方はもちろん、教えられる立場の人にとっても参考になることがあると思うので、
興味がある方は是非読んでみてください。
代表取締役 前場 智輝