こんにちは 工事部の今井です。
3月です。これまでの環境を離れ、4月から職場や土地など、新たな環境に向け準備を進めている方もいるのではないでしょうか。これまでと違った環境や土地に出会うと、今までと違う考え方に触れる場面が増えていきますが、新しい価値観や知識に触れることは前向きな気持ちを与えてくれます。
私自身も電気工事に携わるようになって初めて「電線」を意識するようになりました。それまで「電線」と聞いたら電柱から電柱に架かる電線をまず初めに思い浮かべており、家の中の電線なんて意識することはなかったです。
それもそのはず、「電線は隠すもの」なのです。
なので「コンセントはプラグをさせば電気が流れる。」ということは考えても、「そこまでどのように電線が持ってこられているのか。」ということまでは想像もしませんでした。
皆さんの住む家の照明やコンセントなどにはすべて配電盤からの電線が接続されていますが、そのすべてがむき出しになっているという方は少ないかと思います。
家の中を電線が露出しているのは見た目に抵抗があるという方が少なくありません。なにより家の中に何本もの電線が張っていると危険です。何かの拍子に断線させてしまい感電や火災を引き起こしたら大変ですよね。
そのため電気工事をする際、なるべく電線は隠ぺいで行うように施工しています。しかしながら建物の構造上どうしても隠蔽が不可能な場合は配管の中に電線をしまう方法で配線を行います。


こんな感じで配管を使用しています。
この仕事をしてから、電線や配管を気にする様になりました。店舗の配線はあえて電線を見えるようにしてあったり、配管も様々な種類があったりと気づきが得られます。
知らなかったこと、気にも留めなかったことが知識として得られるだけでなく、技術として身につくのが職人という仕事の素晴らしさだと感じます。