こんにちは!業務部の土居です。
私は普段、電材の発注を担当しているものの
実際に使うことはないので詳しくありません。
ですが、好きな電材は?と聞かれたら「電線」と答えます!
それはなぜか…
皆さんは「九龍城砦(きゅうろんじょうさい)」をご存知ですか?

1993年から1994年にかけて取り壊されたため、知っている方は少ないと思いますが、映画やゲーム、アニメなどの舞台として今もなお語り継がれている香港のスラム街です。
【法の支配が及ばない空間】として知られ、無計画に増築を繰り返した結果、建物はまるで迷路。黒社会の活動も横行していましたが、一方で、家賃の安さから庶民的な医療・教育機関が存在し、多くの人々が暮らす“生きた都市”でもありました。住民たちは協力し合って自治体制・自警団を組み、治安を守っていたと言われています。
………。だから何だ!とツッコミを入れたくなりますよね(笑)
ですが、そんな九龍城砦を象徴する存在のひとつが「電線」です。

城砦は一本の電線を人々が盗電に盗電を重ね電気を供給していたので
無数の電線が絡み合う異様な光景が広がっていましたが、
電気が通ることで、人々はテレビの前に集まり笑い合うーー
無秩序な空間で、電線が人と人とを繋いでいたと記録されています。
実は今、この九龍城砦が舞台となる映画
『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』
が公開されています。

私は3回観に行きました(笑)
るろうに剣心のアクション監督・谷垣健治さんが手がけ、
アカデミー賞選出
そして香港映画史上No.1の大ヒットを記録した話題作です。
作中では、迫力のアクションはもちろん
あの“混沌とした電線”の風景もリアルに再現されており、
個人的にとても胸が熱くなりました。
電線は、電気を通じて人々の生活を支える大切なものだと
映画を観てより強く感じました。
そんなわけあって、私の好きな電材は「電線」なのです!
マニアックな内容となってしまいましたが…
最後までお読みいただき、ありがとうございました(;ω;)