年が明けてからも急な冷え込みはなく、今年の冬は暖冬だなと感じていた矢先、
とんでもない寒波が到来しましたね。
最近は積雪の多い地域に行くことも少なかったので油断していましたが、
急いで1台追加して作業車に冬用タイヤを履かせました。
各方面で事故や大渋滞が起きていましたが、皆さんは被害に遭われなかったでしょうか。
弊社も工事が延期になり予定の変更などはありましたが、大きなトラブルが無かったので何よりです。
先日、得意先様へ挨拶周りに行ってきたときのことなのですが、
お話しの中で
「いい工事ってどんな工事ですか?」
とご質問を受けることがありました。
私たち職人の視点と得意先様の視点、それからエンドユーザー様の視点では
【いい工事】の定義や意味合いが違うし、
不意の質問だったので正直何と答えればよいか困りましたね。
どう感じられたかはわかりませんが、その時は弊社のちょっとした工事の拘りについてお伝えさせて頂きました。
その拘りというのは、防水処理゙の徹底です。
太陽光や蓄電池の機器などを外壁に固定する際に、壁に穴をあけたりネジを打ち込むのですが、開口部や打ち込んだネジ穴から壁の中に雨水が侵入することを防ぐためにシーリング材を塗布します。
機器の防水処理は施工説明書にも記載されているので、何も特別なことではありませんが、
弊社では、配管材の固定などのネジ穴もすべて、防水や錆止めの用途としてシーリング材を使用しています。
こう聞くと、「同じネジ穴なのだからやって当然でしょ」
そう思われる方も多いと思いますが、
配管の支持部まで防水処理をされる方は、私自身、あまり見たことがありません。
自由度の高い住宅工事が対象の場合はなおさらです。
配管の支持部に防水処理をしていないからといって、
目に見えて大きな被害がでるわけではないし、お客様の目に付くことはありません。
ちょっとしたことですが、意外に手間とお金がかかり非効率なので、
皆がやらないも理解はできますけどね。
では、なぜ弊社はやっているかというと
【やらないよりやった方がいい】という自己満足もありますが、
他社にはない自社の拘りがあるというのは、
お客様対応や工事全体を通しても、質を高めるための意識付けに繋がると思っているからです。
防水処理だけ人より入念にして、他の対応はいい加減にするなんて、自分が納得できるはずないですからね。
工事部の皆には手間の多い施工を要求して申し訳ないですが、
【プラスの工事】 を確立できるように、
工事に対する価値観を揃えて、これからも工事の質の高さを追求していきます。
得意先の方にはどこまで伝わったかわかりませんが、
僕自身、改めて自社の強みを考えさせられる経験になりました。
文章で読んでもイメージが湧きにくいと思うので、
施工時の写真を載せておきます。
長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
代表取締役 前場 智輝